「酸とミネラルを基調としたエレガントなワインへのこだわり」

【ドメーヌ】
ドメーヌの創設は1880年。1998年、パトリックは日本人女性の千砂さんと結婚。長男ユーゴ、長女ナスカというふたりの子どもにも恵まれたものの、2013年10月、61歳の若さで他界した。以後、ドメーヌの舵取りは千砂さんと、パトリックの妹で、ヴォーヌ・ロマネのドメーヌ・ジャン・グリヴォに嫁いだマリエルに委ねられている。

ドメーヌでは2008年から、千砂さんの進言によりビオディナミ農法を採用。

赤ワインの醸造は古典的。基本は100%全房である。発酵には木桶を使い、柔らかな抽出のためピジャージュは足。その後、樽に移すが新樽率はきわめて低く、まったく新樽を使わないキュヴェも多い。収穫翌年の1月から3月にかけてすべてのワインを瓶詰めする。
（インポータHP参照）

【ソムリエからのコメント】
パープルの若々しさを残すラズベリーレッド。
熟したラズベリーと赤スグリの香りやバラの花びらの優雅な印象。
しなやかな果実味を感じさせるフルボディ。強さはなくコンパクトながらもそれぞれの味わいが調和するワンランク上の村名サヴィニー・レ・ボーヌ。

A raspberry red that leaves the youthfulness of purple.
Aromas of ripe raspberries and red currants and elegant impressions of rose petals.
Full bodied with supple fruit flavors. Savigny-les-Beaune is a higher-grade village name that harmonizes each taste, although it is not strong and compact.

【オススメのペアリング】
ジューシーで豊かな果実味をもつワインには下平目やロブスターのグラタン仕立てがオススメです。魚介の旨味とメシャメルに焦げ目をつけた香ばしい香りがワインのボディの調和します。やや高めの20度前後でお楽しみください。

【特記】
1級畑のゲットやヴェルジュレスのある丘のすそ野に位置する村名畑