『クイーンとボンドが愛する職人の泡』

【ワイナリー】
1829年に設立されたボランジェは、シャンパーニュ地方を代表する名門メゾンのひとつです。本拠地であるアイ村にて、ピノ・ノワールを主軸とした独自のスタイルを確立しており、その厳格な品質管理と伝統を守る姿勢が評価されています。1884年には英国王室御用達の栄誉を受け、映画「007」シリーズでジェームス・ボンドが愛飲するシャンパーニュとしても広く知られています。妥協のない高品質な造りによって、格調高いシャンパーニュを生み出し続けています。

【造り】
PNシリーズは、ボランジェのアイデンティティであるピノ・ノワールを100%使用した特別なコレクションです。エディションごとに異なるベースヴィンテージとクリュを選び、各テロワールの個性を引き出しています。

メイン産地: アイ (Aÿ)
その他のクリュ: トーシエール（Tauxières）、ヴェルズネイ（Verzenay）
ベースヴィンテージ: 2018年
使用している最も古いヴィンテージ: 2009年
搾汁: 一番搾りのみを使用

【ソムリエからのコメント】
PNAYC18は、美しい淡いゴールドの輝きを放つシャンパーニュで、エレガントなピノ・ノワールの表現を楽しむことができます。熟した赤系果実（ラズベリーやレッドカラント）のアロマが広がり、さらにアーモンドやヘーゼルナッツ、ブリオッシュといった熟成由来の香ばしいニュアンスが感じられます。口に含むと、きめ細かな泡が心地よく広がり、ピノ・ノワール特有の果実味としっかりとした骨格、そして鮮やかな酸が調和した洗練された味わいが印象的です。アイ村の力強さとトーシエールやヴェルズネイのエレガンスが見事に調和した逸品です。

PNAYC18 sparkles with a delicate pale gold hue, offering an elegant expression of Pinot Noir. Aromas of ripe red fruits such as raspberry and red currant are complemented by toasted notes of almond, hazelnut, and brioche. On the palate, fine bubbles create a delightful texture, while the vibrant acidity, structured fruit flavors, and refined Pinot Noir character are perfectly balanced. This champagne beautifully showcases the power of Aÿ alongside the finesse of Tauxières and Verzenay.

【オススメのペアリング】
このシャンパーニュの深みとエレガンスは、鴨肉のローストや、クランベリーソースを添えたジビエ料理との相性が抜群です。また、トリュフを使ったリゾットや、熟成チーズとのペアリングもおすすめです。10～12度で提供すると、香りと味わいの豊かさが最大限に引き立ちます。