『自然のエネルギーに満ちたワイルド感溢れる一本』

【土壌】
砂礫や花崗岩土壌主体

【醸造】
1エーカーあたり2トンの低収量から生まれるピノノワールは、ヤラヴァレーの東に位置するカルディニアレンジから手摘みで収穫。除梗し、ホールベリーのまま野生酵母を用いて醗酵。フレンチオーク（新樽33％）で12カ月熟成。クローンは、MV6,114,115。

【ワイナリー】
肥料、害虫駆除剤、除草剤不使用。ヴィクトリア州内に14か所100haの畑を所有。「土はブドウの樹にとって人間の血液と同じ。人も血液が汚れてしまえば健康ではいることが出来ないのと同様、土壌の状況はブドウの樹の健康に反映する。」

【ソムリエからのコメント】
深みのあるチェリーレッドに微かにオレンジのトーン。ダークベリーやカシスの皮の様な香りに茎のグリーンの香りがアクセントを与える。ドライローズや火を入れたナツメグ、ローストアーモンドの香りがリッチな印象。フレッシュさを残しつつ、発展した香りもあり複雑。口中をストレートに流れる高い酸としなやかなタンニンが骨格をつくる。全房発酵からくるグリーンなトーンと味わいのヴォリューム感がキャラクターをつくる。

 Deep cherry red with a hint of orange tones. The green aroma of the stem adds an accent to the skin-like aroma of dark berries and cassis. Impression that the aroma of dried rose, cooked nutmeg and roasted almond forms richness. It is complicated with a developed aroma while leaving freshness. High acid and supple tannins that flow straight through the mouth form the skeleton. The green tone and the volume of the taste that come from whole-bunch fermentation create a character.

【オススメのペアリング】
やや温度を高めて24℃で・・・焼いた鰻をポルト酒のセリーとバルサミコを煮詰めたソースと合わせて