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【2022年最新版】ワインテイスティングを行う3つのメリット【ソムリエ試験】【ソムメモ】

ソムリエ・ワインエキスパート二次試験『テイスティング』徹底攻略

本日は、『ワインテイスティングを行う3つのメリット』についてお話しさせて頂きます。

ソムリエ・ワインエキスパートのテイスティング試験の勉強をしていたり、資格取得後ワインをテイスティングしていると、

「テイスティングって何の意味があるのかな〜?」

「ワインを勉強する意味って何なんだろう?」

というような疑問が浮かぶことがあるかと思います。

そこで、今回は《ワインテイスティングを行うメリット》をお伝えすることで、
テイスティングを行うモチベーションをキープし、目標を決めて学びを続け、効率よくスキルアップを行えるようになって頂けたらと思います。

まず第一に、テイスティングは目的をもって行わなければあまり意味がありません。何のために、どんなワインを、どのように、テイティングをするのかを決めておかないとせっかくの時間とワインが無駄になってしまいます。テイスティングを行うメリットを知ることは、自身がワイン関するどういったスキルを伸ばしたいのかを知ることにつながります。

テイスティングを行うメリットをしっかりと理解したうえで、効率よくスキルアップをしていきましょう。

・テイスティングを行うメリット①『価値判断能力が向上する』
・テイスティングを行うメリット②『表現力が向上する』
・テイスティングを行うメリット③『傾聴力が向上する』

メリット① 価値判断能力が向上する

テイスティングスキルを高めることで、一つ一つにワインに対して、絶対評価ができるようになります。絶対評価というのは、そのものと他のものとを比較をすることなく、ものの質を見極めることです。つまり、価格や他人の意見に捉われずに価値を決めるということです。例えば、ここに銘柄のわからない一本のワインがあったとします。産地や品種、生産者など、一切の情報がわかっていない状態です。この状態でこのワインをテイスティングし、このワインがどれくらいの価値があるのか判断すること、これが絶対評価になります。他の人の意見や、味わい以外の情報をシャットダウンすることで、そのもの本来の価値を自力のみで判断をするということです。価格に頼らずに評価が行えるというのは、自身でワインを飲む際も、お店でワインを提供する際も、とても重要なスキルになります。また価値判断能力というのは生活する上で様々なところで活躍する能力でもあります。

メリット② 表現力が向上する

正しいフォームでテイスティングを行うことで、主観的な感想ではなく、客観的な評価を行うことができるようになります。客観的な評価というのは、誰が聞いても同じように伝わる評価のことです。テイスティングを行う際、テイスティング用語を正確に用い、正しいフォームに沿うことで、誰が聞いても誤解なく、自身の評価、考えを伝えることができます。伝える力を養うことでお店のゲストや、取引先などへ正確にワインをプレゼンテーションすることができます。
また、客観性のある評価は、相手へ信用や安心感を与えることができ、結果的に信頼につながります。反対に、自身のワイン愛だけを熱く語ったとしても、うまく相手に伝わっているかどうかは微妙な所ですよね。
さらに、トレーニングを重ねることで、多様なテイスティング用語を適切に扱うことができるようになり、ボキャブラリーに厚みがでてきます。様々な用語を用いることで、よりワインの詳細を伝えることができるようになります。

メリット③ 傾聴力が向上する

テイスティングのルールを知っていると、生産者やワイン業界のプロッフェショナルの人と、同じレベルで会話ができ、より深い内容や情報を手に入れることができます。本気でワインに関わっている人の話は聞いているだけでも本当に面白いし、新しい発見が必ずと言っていいほどあります。

より具体的で深い内容は、前提の知識がないと話についていけません。前提の知識=テイスティングのルールを身につけることで、
産地の特徴、栽培方法、ワインの醸造方法、生産者の特徴、流通・マーケティングなど、幅広くワインにまつわる知識を学ぶことができます。

「産地や栽培方法とテイスティングのルールはどういった関係性があるの?」
こう思われる方もいるのではないでしょうか。

確かに、単純に考えると確かにワインの知識ではあるものの、産地の情報や栽培に関する知識と、テイティングコメントの用語とは、関係性がないように感じます。
ですが、テイスティングの最も重要な目的とは、ひとつひとつのワインを、テイティング用語とテイスティングのルールに則って適切に表現するということです。多様な産地、品種、栽培方法、醸造方法から生まれたワインをテイスティングを通じて理解をするということです。しっかりと考え込まれたワインコメントというのは、こうしたワインの背景を言葉に移し替えたものと言えます。ですので、一見関係ないように思えても産地や栽培などのワインにまつわる情報というのは、密接にテイスティングのルールと関係しているのです。
より、深くワインを楽しむには、テイスティングスキルは必須のスキルということです。

まとめ

いかがだったでしょうか?
テイスティングを行うメリットとは主に、

①価値判断能力が向上する
②表現力が向上する
③傾聴力が向上する
といったことです。

①価値判断能力が向上することで、絶対評価が行えることで、モノの本質を見極めるようになります。
②表現力が向上することで、プレゼンテーションスキルを高めたり、多様なワインを詳細に表すことができます。
③傾聴力が向上することで、より多くの人たちとより深いレベルで通ずることができ、ワインの世界がより広がっていきます。

これ以外にも、テイスティングを行うメリットはあると思いますが、大切なことは、自身がどういったスキルを高めたいかを知った上でテイスティングを行うことです。

ここまで、お読み頂きありがとうございます。
【ソムメモ】ではワインや料理に関する活かせる知識を発信しています。質問や気になることがあればいつでもメッセージ下さい。
皆さんのワイン学の助けになれば光栄です。

ソムリエ AKIHO

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