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【ソムメモ】本当にコスパが高いスパークリングワインの見つけ方とおすすめスパークリング❹選 ソムリエが徹底解説

【ソムメモ】本当にコスパが高いスパークリングワインの見つけ方とおすすめスパークリング❹選 ソムリエが徹底解説

こんにちは!ソムリエのAKIHOです。本日はレストラン、ワインバー、ワインショップを運営している際に出会ったおすすめの「コスパが高いスパークリングワイン4選」と「コスパが高いワインの見つけ方」を一緒にお伝えさせていただこうと思います!

「スパークリングワインといえばシャンパン!シャンパンでも美味しくてコスパが高いものを選びたい!」

「お祝いや記念日に喜んでもらえるセンスあるコスパが高いスパークリングワインを贈りたい!」

「とにかくコスパ重視!安くてもしっかり美味しいワインを選びたい!」

こういった要望をお持ちの方には、必ずお役に立つ内容になっております。是非最後までご覧ください。

目次 INDEX

コスパが高いスパークリングワインの見つけ方

・シャンパンはコスパが高いブランド(メーカー)から選ぶ

・プレゼントにはコスパの良いワインショップを選ぶ

・とにかく低予算!3000円以内でスパークリングワインを買うときはコスパが高い国から選ぶ

コスパが高いスパークリングワイン❹選

・ジャン ヴェッセル・ウィユ ド ペルドリ

・フェルゲッティーナ・フランチャコルタ ロゼ ブリュット

・クレイン ザルゼ・メソッド キャップ クラシック

・バード イン ハンド・スパークリング ロゼ

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コスパが高いスパークリングワインの見つけ方

コスパが高いスパークリングワインとは、単に価格が安価というだけではありません。価格に見合った、もしくはそれ以上のクオリティ、味わい、希少性をもつワインのことで、本来であればもっと高いけれど、様々な理由からリーズナブルに買えるワインというのが、コスパが高いといえます。

コスパが高いワインを選ぶ際には、いくつかのポイントがあり、それらをしっかりと抑えることで、お得にワインを楽しむことができます。早速コスパが高いワインを選ぶポイントをみていきましょう!

シャンパンはコスパが高いブランド(メーカー)から選ぶ

シャンパンまたはシャンパーニュというと、高級・ブランド品・豪華、といった印象があるのではないでしょうか。

シャンパンというのは、フランス北部に位置するシャンパーニュ地方で造られるスパークリングワインのことです。使用されるブドウ品種、栽培法、収穫に始まり、製造や熟成の規定、期間に至るブドウから一本のワインになるまでの全ての工程において厳格なルールのもとに造られています。

確かにシャンパンには、一本数万円から、時には数十万円するような高級なものも存在します。ですが、シャンパーニュ地方で造られる全てのシャンパンが超高級というわけではありません。

また、フランスワインを生産する多くの産地では、階級が定められており、その階級に応じて、ある程度の価格幅が設けられています。

「じゃあ、階級が一番低いものが一番安くて質も良くないんじゃないの?」

と思われるかもしれませんが、そうとも限りません。階級といってもその分け方は産地によって異なります。

シャンパーニュ地方では、村に階級が付けられています。村ごとに、収穫されたブドウの取引価格が定められており、100%査定の村をグランクリュ、90-99%査定の村をプルミエクリュといいます。

ただし、シャンパーニュ地方は他の産地と異なり、基本的にはいくつかの村の畑のブドウを混ぜ合わせてひとつの銘柄を作ります。また、シャンパーニュは他のエリアと比較して冷涼な産地のため、年毎のブドウの収穫量が大きく変動します。このため、ヴィンテージによって造られる生産量は大きく異なります。こうした、階級以外の要素がシャンパーニュには多々あり、一概に階級が高いからといってワインの価格が高いわけでも、反対に、階級が低いからといって安いわけでもありません。

こうした中でシャンパーニュは、ブランド力が非常に重要な要素となります。有名なメゾンやシャンパーニュハウスは、そのブランドの価値を反映した価格を設定することができます。また、ブランドによっては限定版やコレクション品などもあり、それらはより高価格帯に位置します。

ですので、何よりもまずコスパを重視してシャンパンを探す際は、有名なブランドよりも、あまり知られていない生産者を見つける方が、同等の品質、味わいをお手頃に楽しむことができます。

また、フランス全体で考えると、上記の理由からシャンパーニュは相対的に価格が高めになる傾向があるので、他のエリア、例えばブルゴーニュやアルザスといった産地のスパークリングを選ぶのもコスパ良くワインを楽しむコツになります。

プレゼントにはコスパが高いワインショップを選ぶ

お祝いや記念日のプレゼントとして、ワインを考えたことが一度や二度はあるのではないでしょうか。そして、ワインを選ぶ際、センスが良いもので相手に喜ばれ、かつコスパが高いものを見つけようとしたことはないでしょうか。

プレゼントに相応しいワインを扱うお店としては、大型スーパーや百貨店、酒屋、ワイン専門店などの実店舗での販売と、ギフトカタログでの販売やECサイトなど、インターネットを通しての販売とがあります。

全く同じワインであっても商品の値段が販売場所によって違うというのはよくあることです。一般的に、同一のワインであれば、インターネットを通しての販売の方が、実店舗での販売よりも価格が安くなるケースが多いです。

大きな理由としては、実店舗ではスペースのコストがかかります。店頭で売る際には、スペースに加え、大型のセラーの導入や、ディスプレイの作成、ワインの知識をもつ専門の販売員などを動員する事も必要になります。

また、ワインは運搬にも気を使う必要のある商品なので、実店舗に搬入する際のコストもかかります。プレゼントとして贈る際であればその送料もかかるので、結果としてワインを買う価格はあがります。インターネットを通しての販売であれば、そうしたコストがかかることがなく、最小限のコストでワインを販売することができます。

オンラインショップで扱っているワインの種類は実店舗とは比べものにならないほど多く、選択肢も豊富にあります。百貨店や専門店では、特定の輸入元の商品しか扱っていない場合や、ジャンルが限られていることがほとんどです。

ワイン好きの人にプレゼントをするとなると、有名すぎるワインや、値段がすぐわかってしまうようなものは避けたいところかと思います。オンラインであれば、ワイン通好みで、あまり知られていないワインをコスパ高く買うことができます。

ただし、いくら価格が低いからといって、オンラインオークションサイトや個人間での売買サイトなど、ワインを専門で扱っていない場合は注意が必要です。管理が行き届いてなかったり、ラベルに傷があることも稀にあります。こうしたサイトを利用する際は、しっかりと調べて、リスクがあると知った上で購入することをオススメします。

反対に実店舗であれば、購入したものに不備や欠陥がある場合、取り替えや返品などの対応も比較的容易に済みます。売り場のスタッフに人気のアイテムやおすすめを直接聞いたり、ワインショップなどでは試飲ができる場合も結構あります。

実店舗での販売とオンライン上での販売、どちらにもメリット、デメリットがありますが、コスパが高いを見つける最も良い方法は、実店舗とオンライン、少なくとも2-3店舗で同じワインの価格を比較してみるということです。

楽天市場やAmazonなどの大型ECモールやワインサーチャー(https://www.wine-searcher.com/)という世界中のワインの市場価格を調べられるサイトなどの調べると大抵のワインの価格がわかります。それらと、比較をして、どこで購入するのが良いのか判断するというのが、最も効率のよいコスパが高いワインの見つけ方になります。

とにかく低予算!3000円以内でスパークリングワインを買うときはコスパが高い国から選ぶ

フランスワインでなくても良いし、皆で集まって飲むわけでもないから、単に安くてコスパが高い美味しいスパークリングワインが飲みたい!というシチュエーションもあるかと思います。そんな際のコスパが高いワインの選び方は、コスパが高い国のワインから選ぶことをオススメします。

「国によってそんなにコスパが違うの?」

さまざまな要因がありますが、国や地域によってスパークリングワインのコスパは大きく変わってきます。最も大きな点は、そもそもの原料ブドウの単価が安いことと、生産するコストが相対的に安く済むという点です。

例えば、イタリアや南アフリカといった国は地理的、気候的にブドウの生育に適していて、毎年安定してブドウを収穫することができます。日本でも野菜やフルーツは時期や年によって売られている値段が違うということがありますが、それと同じ様に、ワインを作るための原料であるブドウの値段というのも常に一定というわけではありません。

多くのワインというのは自社畑(ワイナリーが所有し、ワイナリーが管理する畑)からのブドウではなく、契約農家から購入したブドウからワインを作ることがほとんどです。こうした点において、イタリアや南アフリカは需要に応じて供給をできるので、ブドウの価格が安定するというわけです。

また、ワインを生産する際のコスト、例えば、人件費、輸送費、容器代や広告費など多くの費用がかかりますが、日本と比較した際、物価が安い国は相対的にワインの価格も安くなります。こうした生産コストは、ワインの味わいそのものには関係しないコストなので、生産コストが安く済めば済むほどコスパの良いワインということになります。

以下はコスパが高い産地と種類です。是非参考にしてみてください。

イタリア

イタリアには多くのスパークリング(スプマンテ)が生産されていますが、高級志向かつコスパが高い産地としてフランチャコルタが挙げられます。フランチャコルタはシャンパーニュと同一がそれ以上に厳しい規定の中で造られる、世界的に有名なスプマンテですが、生産地域は非常に小さく、限られたエリアで高品質なワインのみを生産しています。

フランス

フランスでは、クレマンというスパークリングワインが生産されています。シャンパンと同じ製法で作られているため、高品質なスパークリングワインが手頃な価格で購入できることが特徴です。無論、シャンパーニュ地方には優れたワインが多くあり、コスパが高いものは、大手メゾンが造るものより、小規模な造り手がブドウ栽培からワイン醸造までを一貫して行なっているものの方が割合多くあります。

南アフリカ

近年品質が急上昇中の話題の産地です。伝統的製法で造られたスパークリングワインは南アフリカではキャップ クラシックと言われ、クオリティの高さに反し、驚くべきコスパの高さを誇ります。

オーストラリア

オーストラリアはその広大な土地を活かした低価格カジュアルドリンキングなスパークリングワインの宝庫です。また、近年ではより冷涼なエリアで高品質なブドウから果実味とフレッシュさのあるスパークリングを生産しており、トップクラスのものは世界中で高く評価されています。

コスパが高いスパークリングワイン❹選

コスパが高いワイン選び方をもとに、筆者がオススメのコスパワインを厳選させていただきました。少々高価でも品質的にコスパが高いシャンパンから、デイリーで飲める3000円以下の安旨スパークリングまで厳選してご紹介いたします。是非ご参考にしてみてください。

ジャン ヴェッセル・ウィユ ド ペルドリ

シャンパーニュ地方モンターニュ ド ランス地区に位置する1930年創業の家族経営のワイナリーです。こちらのロゼシャンパンはシャンパーニュ地方では珍しい直接圧搾という手法によるロゼシャンパンで、通常のロゼよりも色合いが淡く、ほんのりとピンクがかっています。直接圧搾といっても、圧力をほとんどかけることなく、自重でプレスされて出てくる果汁からつくられるので、上品な果実味と優しい質感に仕上がります。

フォアグラのソテーやトマト、アボカドなどを使ったサラダ、また鶏肉や豚肉のソテーなどの比較的軽めのお

肉料理とも相性が良いです。料理とのペアリングはもちろん、記念日やお祝いなどの贈り物としてもふさわしいコスパの良いシャンパーニュです。

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フェルゲッティーナ・フランチャコルタ ロゼ ブリュット

【ワイナリーについて】
1991年創立と比較的新しいワイナリー。「ベッラヴィスタ」で18年間、長きに渡り栽培・醸造責任者を務め、その名声を確立した立役者といわれるロベルト・ガッティ氏の情熱の下、わずか5haの畑からスタート。創立後間もない時期より評判となり、1997年の「サテン」がガンベロ・ロッソでいきなり最高評価3グラスを獲得(1999年でも再度獲得)した実力あるワイナリーです。

フランチャコルタ歴は40年を超える長い経験になり、フランチャコルタというワイン自体の、瓶内2次醗酵を始めてからの経験・歴史がそれ程ない頃から、彼は、自身の経験と勘、そして自分の舌を信じてここまできました。自社のワイナリーだけでなく、フランチャコルタ地区の礎を築いたともいえる人物です。

【ワインについて】
特徴的なのは、特許取得している特殊なピラミッド型のボトル。このボトルは、滓と触れる面積を広げ熟成による味わいにコクと旨味を一層深く感じることができるよう、細かく計算された形状になっています。泡立ちもきめ細かく、非常に洗練された余韻の長いフランチャコルタに仕上がります。シャンパーニュと同様の製法で瓶内二次発酵。デゴルジュマンまで36ヶ月の長期熟成。

【ソムリエからのコメント】
フランボワーズ、桜の葉などの心落ち着く香り、トースト香が好印象。ふくよかな味わいで、持続的に酸と旨味が感じられ、特にイチゴのニュアンスが口の中いっぱいに広がります。味わいの複雑性、品質の高さを考慮すると非常にコストパフォーマンスに優れています。

【オススメのペアリング】
華やかで優しい香りとボリュームのある味わいをもつロゼスプマンテは、前菜から肉料理までオールマイティにペアリングしますが、特に、冷製の肉前菜とぴったりです。牛肉のカルパッチョやローストビーフに赤いベリーのソースなどを、やや大ぶりのグラスに注いだこちらのワインと合わせることでベリーのフレーバーとジューシーなお肉の質感と泡のタッチが寄り添います。6-8度くらい、冷やしめでも十分に楽しめる一本です。

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クレイン ザルゼ・メソッド キャップ クラシック

南アフリカでシャンパーニュ製法で3年以上の時を経て造られたメソッド キャップ クラシック。非常に繊細な泡が立ち上り、焼き立てのブリオッシュやビスコッティなどのエレガントな酵母由来のアロマがあります。シャルドネ由来の繊細さと、ピノ・ノワールの優雅さのバランスが非常によく、果実味と酸味のバランスがよくクリーミーな余韻を若いうちから楽しめるコスパが非常に高い一本です。

バード イン ハンド・スパークリング ロゼ

オーストラリア アデレードヒルズのコスパ抜群のカジュアルロゼスパークリングワインです。こちらのワインは、オーストラリア ワイン メーカー オブ ザ イヤーを受賞しており、ワインの最高峰資格であるマスターオブワインを取得しているスーパープロフェッショナルが手掛けており、世界的にも高い評価を受けています。アデレードヒルズは冷涼地であり、高品質なスパークリングに適したピノノワールが育ちます。

透明感のあるサーモンピンクの外観は見た目にも華やかで、食前の一杯としても最適です。アルコール度数も比較的軽めで、味わいも辛口ながら、イチゴやチェリーの甘酸っぱいフレーバーがほんのりと甘さを感じさせます。クリームチーズや生ハム、カニのサラダなど、ソフトな食感がワインの軽快な泡とぴったりマッチします。

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いかがでしたでしょうか。スパークリングワインはスティルの白ワインや赤ワインよりも造りに手間がかかる分、価格も高くなりがちです。しっかりとコスパが高いものを見極め、より上質で自身の好みにあったワインを見つけてください。

また、スパークリングワインはお料理とのペアリングもよく、色々なお料理に合わせられることができます。ペアリングに関しては以下の記事をご覧ください。

CLUB PINOT NOIRメンバー募集中 (10%OFFクーポン配布中!)

ピノノワール専門店 「CLUB PINOT NOIR」は、京都でワインバーを営むソムリエ&ソムリエールがプロデュースするオンラインのワインショップです。ワイン好きな皆様にリラックスしてお過ごしいただけるワインバーも、京都市内にて展開中。詳細はこちらよりご覧ください。

ピノノワール種からつくられるワインは、繊細な口当たりと、華やかな香りが魅力的です。世界一高価なワインといわれている「ロマネ・コンティ」もピノノワールから作られており、エレガントなワインの代名詞と言っても過言ではないでしょう。

フランス・ブルゴーニュ地方を筆頭に、ピノノワール種の不動の名産地は多岐にわたります。現在ではアメリカやドイツ、南アフリカ、オーストラリアなど。さまざまな国が産地として名を連ね、その土地や土壌ごとに多様な魅力を感じさせてくれるのも、ピノノワールの持つ面白さです。

そんなふうに土地の特徴を宿すピノノワールを多くの方にお楽しみいただければと考え、当店ではさまざまな産地のコスパが高いワインを取り揃えています。メンバー登録はこちらから。

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